中古ハイブリッドカー 買うときの注意点は?リスクの傾向や購入時のポイント

中古ハイブリッドカー購入の注意

ハイブリッドカーの魅力はなによりもその燃費だといえるでしょう。とくにガソリン代の値上げが懸念される今日この頃にあって、ガソリン代を安くできるというのは経済的にもかなりのメリットになっています。このようなニーズに応えるべく各自動車メーカーではハイブリッドモデルを次々開発しており、購入するときに迷ってしまうほどです。
また最近では中古車市場でもだいぶハイブリッドカーが流れてきており、中古車で安くハイブリッドカーを手に入れようと考えている方も少なくないでしょう。しかし中古車でハイブリッドカーを買おうとしている場合にはいくつかの注意がひつようです。というのもハイブリッドカーというのは一般の自動車と構造が異なり、電子制御などで細かい調整などを行なっています。それでもし問題が起きたような場合、メーカー系ディーラーなどで修理しなければならなくなります。それで中古車でハイブリッドカーを購入しようとしているのであれば、保証の内容や保証期間をしっかり確認しておくようにしましょう。さらにハイブリッド車の場合にはただ部品交換というように単純に修理できないケースも多いですので、修理をする際にはどのくらいの費用や時間がかかるのかを聞いておくようにしましょう。
ちなみに車種によってもいくつか注意する点があります。ハイブリッドカーの代表ともいえるのがトヨタのプリウスですが、トランクにある高電圧のバッテリーからケーブル経由でエンジンまで電気が流れる設計になっています。しかしこのケーブルは車の左側を通ってエンジンにまで通っていますので、もし左側に衝突歴があるような場合、後になって問題が起きるような場合があります。このケーブルの通っている場所や、システムなどは車種によっても違いますので車種別にチェックする必要があります。このようにハイブリッドカーには独特のチェックポイントがありますが、一般の車との共通点も多くあります。それで、外板パネルの立て付けや塗装面の状態、さらにはゴム部品の劣化、エンジンオイルの汚れや滲み(漏れの兆候)などにも注意するようにしましょう。どうしても車の質などが気になるというのでしたらディーラーなどで中古車を探すのが安心かもしれません。
ディーラーなどではしっかり整備された車もありますし、保証期間なども長くなっています。一般の中古車ショップなどでは安いものもあるかもしれませんが、整備状態などは信頼できないというケースも少なくありません。

旧型エスティマハイブリットの魅力

燃費が良くて地球にも優しいというのがハイブリットカーの魅力です。しかしハイブリットカーというのは人気があるだけに、中古車になってもなかなか値落ちがしないというマイナス点があります。そのようななかで値落ちが進んでいるといわれているのが旧型のトヨタエスティマハイブリッドです。
トヨタエスティマハイブリッドの登場は2001年6月で、当時には画期的であったハイブリッドシステムのTHS-C、後輪にモーターを備えたE-Fourという4WDシステムが採用されていたりとかなりハイスペックでした。このE-Fourというのは例えば雪道など滑りやすい路面で前輪がスリップした時にリアモーターが自動的に駆動し、4WD状態となるというものです。さらにECBと呼ばれる電子制御ブレーキシステムも採用されていますので、安全性にかなり気の配られたモデルであったということができるでしょう。このようにスペックだけみるとかなり優れているのですが、いかんせん12年前のモデルですので、走行距離が10万kmを超えたものや、状態があまり良いとはいえないものがあり、それらによって価格が下がってきているといえるわけです。
しかし値落ちしているからといってスペックなどが優れていないというわけではありません。まず居住性に関してですが、7人乗りなら2列目シートがキャプテンシートとなりますし、リアのドアはスライド式ですので非常に便利です。また7人乗りはオットマンやサイドテーブルがついてきますので、なかで食事をしたりくつろぐこともできます。中古車で探してみますと、カーナビやバックモニターを備えたモデルも多く見つけることができるでしょう。さらに利便性に関して、当時としては世界初となる家庭用100V電源を備えているという点にも注目できるでしょう。最大1500Wの大出力に耐えられるようになっていますので、キャンプなどで鉄板プレートをつないで料理をつくったりという使い方も便利でしょう。この車と同じような価格帯では先代ヴォクシーやノア、日産セレナなども探すことができますが、スペックなどを比べてみますと、やはりトヨタエスティマハイブリットには勝てないという印象を受けます。
このようにさまざまな魅力を兼ね備えながら値落ちしているのがトヨタエスティマハイブリットですので、手頃なミニバンを探しているのでしたら選択肢のひとつに上げてみても良いかもしれません。

旧型アルファードハイブリッドのスペック

大きめのハイブリットカーというのはなかなか希少で、あまり種類があります。そのようなこともあって中古車でも価格が下がらないといわれています。しかし時間とともに価格が下がっていくもので、旧型アルファードハイブリッドがお買い得になっています。
たしかに年式は古いのですが、スペックは優れており例えばHS-Cを採用していたり、E-Fourも備えていますので、雪山などでスリップしたりしても後輪が自動駆動して制御してくれます。またハイブリットカーですので、17.2km/Lという燃費になっており大型ミニバンでは十分すぎるスペックだといえるでしょう。ほかにもディスチャージドヘッドランプ、両側電動スライドドアやクルーズコントロール、純正カーナビ、リアエンターテイメントシステムなども標準装備とされています。また旧型にはあったものの、新型にはない装備もあります。それが1500W対応のコンセントで、旧型の場合にはセンタコンソールの1列目側と2列目側、そしてラゲージルームにも用意されています。これらの使用合計が最大1500Wというわけですが使い方は自由で、大震災などの際にはだいぶ助かったという方もいます。
ちなみに新型ですが、100Wまでしか容量がありませんのでだいぶ不便になっているといえるでしょう。100Wではドライヤー、電子レンジなどの家庭用電気製品はもちろん、電動アシスト付き自転車や電動カートへの充電もできなくなりますので、この点でだいぶマイナスがあります。そして肝心のシートですが、2列目がキャプテンシートとなる7人乗りとベンチシートの8人乗りが選べるようになっており、7人乗りの場合は収納式のオットマンが装備されています。またシートアレンジも実に多彩で、8人乗りの場合は2列目が回転して3列目と対座できるようになっていますので非常に便利です。もし被災することになってもこれだけのスペースがあれば安心ですし、電源もついていますのでちょっとした生活をする分にはまったく問題ないといえるでしょう。普段はちょっと大きいと感じるかもしれませんが、万が一の備えにもなりますし、かなりメリットの大きい車だと評価できるでしょう。
このようなスペックのため中古車価格はほぼ横ばいでなかなか値落ちしませんでした。しかし、新型アルファード、ヴェルファイアハイブリッドなどが出てからというもの徐々に価格が落ちてきています。大きめのミニバンを狙っているなら一考に値する車だといえるでしょう。

旧型プリウスの魅力

エコカーやハイブリットカーの代表ともいえるのがプリウスでしょう。1.5Lエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドシステムTHSIIを採用しており、2L車並の走行能力を持ち合わせています。見た目では5ドアハッチバックスタイルで、リアスポイラー下にもサブウインドウが配され後方視界を良くしています。
以前ではハイブリットカーの種類も少なく、プリウスの一人勝ちという面が強かったわけですが、200万円を切る価格で登場したホンダインサイトや、新型のアナウンスなど安くて優れたモデルが次々に開発され人気が分散されてきました。これらの動きは中古車市場にも大きな影響を与えており、プリウスの旧式はかなり安くなってきています。しかし価格が下がってしまってもプリウスそのものの価値が下がるわけではありません。センターメーターや、簡単に操作できるシフトレバー、今エンジンで走っているのか電気で走っているのかを知らせてくれるモニターなど、便利な仕掛けが用意されています。
またホンダインサイトなどと比べてもスペックでは勝っている部分が少なくありません。10・15モード燃費で比べてもインサイトが28.0~30.0km/Lなのに対し、プリウスは30.0~35.5km/Lとプリウスのほうが優っています。ボディサイズに関してもプリウスはインサイトより約50mm長く、30mm幅広く設計されていますので、かなりゆったりとした乗り心地になっています。さらに細かいスペックですが、全ウインドウがUVカットガラスになっていたり、アイドリングストップ時にもオートエアコンが作動するようになっていたりと心配りがあらゆる点に見られます。さらに縦列駐車などが苦手だという方にオススメなのがインテリジェントパーキングアシストですが、これがあればハンドルから手を離していても自動的に車を誘導してくれます。また走行のメカニズムに関してもホンダインサイトとは違いがあり、プリウスはモーターのみで走る領域が広く、エンジンをモーターがアシストするインサイトとは大きな違いがあります。
このような旧型プリウスですが、中古車市場ではかなりの在庫がありナビやバックモニター、ETCを装着したようなものも多く見つけることができるでしょう。ハイブリットカーの中古車は電気制御の部分の故障が怖かったりしますので、できればよく整備されているものや、無事故のものを選ぶことも重要です。また電気制御系はディーラーでないと修理できないようなものもあるので注意が必要です。

クラウンハイブリッドとアスリート

トヨタはカムリをハイブリッド専用モデルにしたり、アルファードやヴェルファイアにもハイブリッドモデルが出たりとハイブリットカーブームが今熱くなっています。当然ながら人気がありますので、中古車市場でもかなりの高値がついてしまったりするのが通常のケースですが、なかにはハイブリットでありながら安値になっているものもありますので注意することができます。
そのひとつとして挙げられるのが現行モデルのクラウンハイブリッドです。クラウンハイブリッドのデビューは2008年2月でしたが、かなりの人気で納車まで待たなければいけないほどでした。しかし中古車市場ではクラウンアスリートとほぼ同じような値段で扱われているものもあり、かなりおいしい車両になっているといえるわけです。このクラウンハイブリッドはただクラウンをそのままハイブリットにしたものではありません。ではクラウンハイブリッドのどのようなスペックに注目することができるのでしょうか。まずはディスチャージヘッドランプで、コーナリング時に曲がる先を照らすインテリジェントAFSの標準装備、バックモニター、助手席側のドアミラーに備わっているカメラによるサイドビューで周囲の様子を見ることができる装備もついています。
さらには、5.1ch対応のサウンドシステムやETC、左右独立エアコン、ブレーキ制御付きクルーズコントロール、電動リアサンシェード、前席パワーシートなども標準装備です。運転に関する部分では、ABS、VDC、TRC、アクティブステアリングを統合制御するVDIMを装備しており、走行の安定性などにも十分な気が配られています。安全性に関する部分でもサイドやカーテンシールド、ニーエアバッグまでエアバッグが用意されていますので、この点においても安心することができるようになっています。さらに3.5Lのエンジンには電気モーターが加わっていますので、アスリートの最高出力315psを超える345psを記録しています。しかもハイブリットですので燃費はアスリートより1.5倍も良く15.8km/Lになっています。ほかにアスリートの違いとして挙げられるのが、ファイングラフィックメーターとナイトビュー、アクティブノイズコントロールがあり、より安全でより静かな走りを可能にしています。
中古車でも200万円台後半という高価なモデルだけあって、さまざまな装備がされており十分なスペックがほどこされています。アスリートを買おうとしているのであれば、ひとつの選択肢にできるでしょう。

フィットハイブリッドがお買い得

トヨタプリウスが登場してもうすぐ20年ともいわれていますが、いまやハイブリットカーは非常に身近なものになっています。中古車で探せば100万円以下でも簡単にハイブリットカーが探せるようになってきました。なかでも注目できるのがホンダフィットハイブリッドの存在です。
2010年10月にこのフィットハイブリッドが誕生したわけですが、発売約2週間で2万1000台の受注などかなりの注目と人気を得ていました。ハイブリットカーということでJC08モード燃費26.0km/Lとかなりの低燃費が魅力になっていたわけですが、その後にトヨタから発売されたトヨタ・アクアが33.0~35.4km/L(JC08モード燃費)という性能であったり、エコカー補助金が終了したりと徐々に人気が低迷してきてしまいました。しかしこのフィットハイブリッドにはかなり優れた装備やスペックが用意さえていますので、これから中古車で丁度よいコンパクトカーを探そうとしているなら良い選択肢に入れることができるでしょう。
まずこのフィットハイブリッドの特徴ですが、エンジンにモーターのアシストを加えて燃費を稼ぐスタイルになっています。トヨタの場合にはエンジンとモーターを組み合わせて走るようになっていますので、ホンダのように走りだしにエンジンが駆動することもなくその分燃費も良くなっています。しかしフィットハイブリッドでも十分な燃費が得られますので、そこまで気にする部分ではないといえるでしょう。細かいポイントですが、エンジンの出力制限やエアコンの省エネ運転を行うECONモードというものがあり、上手なエコ運転ができるように工夫がなされています。フィットハイブリッドでほかに注目できるのがラゲッジスペースの広さです。バッテリーなどをラゲージ床下に収める設計になっていますので、ベース車同様のシートアレンジが可能で、かなりの積載能力を持っています。
スペックに関してはガソリンエンジンは1.3L、ミッションはCVTで、1.5Lモデルも追加されより走りにこだわりをもったモデルも発売されました。フィットというとホンダの大人気モデルになるわけですが、外見などもフィットのままになっていますので違和感もなく、これまでフィットに乗っていた方であれば何の問題もなく乗ることができるでしょう。このようなさまざまなスペックや装備がついているフィットハイブリッドが100万円以下にまで寝落ちしてきていますので、これからハイブリットカーを探している方は朗報だといえるかもしれません。

ハリアー、クルーガーハイブリッドの魅力

中古車でも100万円を切るとお手頃感が増してくるのではないでしょうか。ハイブリットカーというと少し前までは人気車で、中古車でもなかなか値落ちしなかったといわれていますが、今ではさまざまな車種がラインナップしているおかげでだいぶ値落ちが進んできています。なかでもお得感が強いものとしてトヨタハリアーハイブリッド、クルーガーハイブリッドをあげることができるでしょう。
ハイブリットカーのSUVというのはかなり少ないので、かなり希少なモデルとなっています。これらはハイブリットカーとしてはもちろんのこと、3.3LのV6エンジンとモーターの組み合わせでかなりSUVとして十分な走りを見せてくれます。特筆すべきなのはハイブリットカーならではの燃費になっていますが、10・15モード燃費は17.8km/Lと1.5Lセダン並みの低燃費を記録しています。この車種で使われているハイブリッドシステムは、2代目プリウスにも搭載されたTHS IIで、それにリアモーターで後輪を駆動させる電気式4WDシステムのE-Fourを組み合わせていますので、悪路や雪山といったような場所でも安心です。またトヨタのハイブリットシステムはモーターとガソリンがバランス良く走るようになっていますので、エンジンを止めてモーターのみで走ったりすることも可能です。3.3Lエンジンにモーターのアシストが加わるため最大出力は272psほどになっています。
ちなみにトヨタハリアーハイブリッド、クルーガーハイブリッドというのは兄弟車で、似たようなスペックや外見になっていますが、若干の違いがあり、例えばクルーズコントロールやスマートエントリー、スタートシステムはハリアーハイブリッドのみの装備となっています。またハリアーハイブリッドには本革仕様やJBLプレミアムサウンドシステムが採用され、クルーガーハイブリッドにはバックモニター付きの純正ナビなどがついているものもあります。全体的に言うとハリアーハイブリッドは高級志向になっており、最上級グレードのプレミアムSパッケージなどでは本革シートや本アルミ加飾、JBLプレミアムサウンドシステムなどが採用されています。
これに対してクルーガーハイブリッドはスポーティな味付けになっています。そしてどちらにもクラウンマジェスタと同じくVDIMというVSC、TRC、ABS、EPSなどを統合管理するシステムが採用されていますので、安心した走行を楽しむことができるようになっています。このようなハイスペックで100万円以下ですのでかなり注目できる車だといえるでしょう。

お買い得のホンダインサイト

ハイブリットカー界において、トヨタのプリウスが一人勝ちという過去がありましたが、その流れを変えたのがホンダインサイトだったといわれています。エコカー補助金やガソリン車の高騰などで大人気になりほとんど値落ちがなかったこれらハイブリットカーですが、時間の経過とともに値落ちしはじめてきています。
とくにホンダインサイトは値落ちも大きく、いまや100万円以下のモデルも探すことができるようになっています。インサイトのデビューは2009年2月で5ドアハッチバック、コンパクトなボディということで一世を風靡しました。簡単なスペックとしては、1.3L直列4気筒にモーターが組み合わされ、10・15モード燃費は30.0km/Lを誇るというハイブリットカーでは十分な作りになっています。ちなみにこの燃費の向上のためにはボディ設計もよく考えられ、エアロ、ボディ下まで空力性能の向上を図っています。その結果Cd値(空気抵抗係数)はポルシェ911カレラをも凌ぐほどだといわれていますので、さすがホンダといったところでしょう。またこのインサイトはプリウスと比べても勝っている点が少なくありません。
まずはインテリアですが、計器類やスイッチがコクピットのように配置されドライバーをその気にさせてくれます。ちなみに最上級グレードのLSは7速CVTでステアリングのシフトで変速できるなど、ホンダらしい走りへのこだわりを見ることができるようになっています。またドライブを楽しくしてくれる仕組みとして注目できるのが、運転席に備わるコーチング機能でしょう。これは燃費に悪いアクセルの踏み方をするとタコメーター内のエコドライブバーが左右に動いて教えてくれるというものになっています。このようにゲーム性やスポーティさを増しているというのがホンダインサイトにあってプリウスにはないポイントだということができるでしょう。このような特徴は比較的広く知られており、無限やモデューロからもさまざまなインサイト用の社外パーツが出されています。中古車ではあらかじめ改造していたり、ドレスアップしているものもありますので、自分の理想にあったものを選べば後でパーツを買う分のお金を節約することもできるでしょう。
このようにホンダインサイトはホンダスピリッツを受け継いだハイブリットカーで、プリウスとは違った魅力がありますので、ハイブリットカーの購入を考えているのであれば参考にできるでしょう。

セレナの人気

最近ではハイブリットカーの人気が非常に高く、以前あった車種などもハイブリット化されて再発売されたりしています。そのなかでも注目されているのがセレナのハイブリッド仕様でしょう。1ヶ月間で1万2千台以上のオーダーを受けたともいわれており、その人気は特筆すべきものだといえるでしょう。ではこのセレナハイブリットはどのようなスペックになっているのでしょうか。
まず注目できるのがハイブリッドシステムになりますが、モーター出力は2.7馬力となっており、プリウスのモーター出力は82馬力を大きく下回る数値に仕上がっています。日産としてもハイブリットカーというのではなく、「スマートシンプルハイブリッド」と銘打っている点からもこのことを理解できるでしょう。しかしハイブリット仕様にはなっていますので、取得税と重量税は75%減税から100%免税となり維持費などが安くなるというメリットがあります。そしてこのセレナのハイブリットシステムですが、本格的なハイブリットカーなどとは違い、アクセル開度少ない状況ではモーターのアシストを行わないように設計されています。
またアシストされるモーター出力も細かく調整されたりしませんので、エンジン出力が弱いときにはモーターの力を強く感じてしまうものの、普通の加速時に補助するとあまりショックを感じないようになっているようです。ハイブリットカーとして見るのであれば物足りないかもしれませんが、「スマートシンプルハイブリッド」という見方で見れば十分魅力的な一台になっています。またこの新型がでたことによって、これまでのセレナの中古車価格が影響を受けるともいわれており、以前のモデルも注目されています。セレナの初代は1991年にリリースされ当初はコンパクトなミニバンというコンセプトになっていました。2代目は両側スライドドアを採用したりと当時のミニバン界を牽引するような役割を果たしました。最近のモデルでは室内の広さを最大限追求したものが増えてきており、他のミニバンとの差別化を図ったりしています。セレナは5ナンバーということで維持費が安いミニバンの筆頭になっています。
今回はハイブリットモデルを発売したことによって、さらなる安さを実現させています。お手頃なミニバンが欲しいと考えているのでしたら新旧を含めてセレナはオススメの一台だといえるでしょう。旧型モデルでは新しいものでも100万円を切っているものもあります。

アクアの人気の理由

1ヶ月で10万台の受注を受納期6~7ヶ月という大人気のアクアでしたが、どのようなスペックになっているのでしょうか。まずきになるのがエンジン性能ですが、絶対的な動力性能はヴィッツやフィットの1.5リッターエンジン車より高く調整されています。
これを開可能にしているのが、1080kgという軽いボディと1.5リッターエンジンとそれをサポートするモーターだといえるでしょう。アクアはJC08で35.4km/L、10.15で40.0km/Lの燃費を達成しトップクラスの燃費を誇っていますが、実際に街乗りなどですと燃費は落ち21km/L前後までになり、100km/hの高速巡航で25km/Lという実用燃費になっています。またアクアで注目されているのがその価格ですが、新車でもLでしたらわずか169万円で購入することができるようになっています。しかしこのLというのは商用車として使われることを想定した廉価装備車で、パワーウィンドウなどもありませんのでその上のランクからが一般的だといえるでしょう。
中古車でもあまり値落ちがしておらず130万円くらいからの相場になっています。このようなアクアに並んで人気になっているのがフィットHVでしょう。上記にも挙げたようにアクアは比較的簡素な内装などが特徴的でしたが、フィットHVの場合159万円のベーシックグレードでも熱線吸収ガラスや、チルト、テレスコピックハンドル、クルーズコントロールなどがついてきます。シートやハンドルの素材に関してもそこそこ質感の高いものが使われていますので、使用感にかんしても十分満足できるでしょう。さらにラゲッジスペースについてもアクアとフィットHVでは違いがあり、アクアはボディの軽量化などの目的によってラゲッジスペースはそこまで大きく作られていません。それに対してフィットHVは4人しっかりと乗れるだけではなく、1.5リッター級セダンにトランクと同等のラゲッジスペースが確保されています。しかしホンダはトヨタとは違い電気モーターだけで走行することができませんので、そのぶんの燃費は悪くなってしまいます。
このようにさまざまな点を見てみますとアクア以外にも優れたハイブリットカーを探すことができますので、ハイブリットカーを探しているならアクア以外の車を見てみるのも良いでしょう。ちなみに今はコンパクトカーやハイブリットカーなどが人気になっているので、中古車市場でもなかなか安いものを探すのは難しいといわれています。


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